摂食・嚥下訓練

誤嚥性肺炎や栄養不足など、
リスクの予防を目的としたトレーニングです。

摂食・嚥下とは、食べ物を口に入れ、咀嚼し飲み込むといった、「食べる」ための一連の動作のことです。「食べる」ことをスムーズに行えず、食事中にむせてしまったり、飲み込むことができない、口の中に入れることや、噛むことさえできない。こういった摂食・嚥下障害の患者様のために、当院では摂食・嚥下訓練を行っています。

摂食・嚥下障害は、口の中の細菌が気管に入りやすく、抵抗力や免疫力の低下から、誤嚥性肺炎になりやすいと言われています。また、食事が満足にできないことで栄養不足となり体調を崩す原因となります。

このような症状の方に

徐々に衰えることで起こる、気付きにくい障害です。下記のような症状がある方は、お早めにご連絡ください。

  • 水やみそ汁がうまく飲みこめない
  • 食事中にむせることが多くなった
  • 食べるのが遅くなった
  • 口の中やノドの奥に食べ物が残る
  • 食後にガラガラ声になる
  • 痰が多くなった
  • 咳込むことが多くなった
  • 発熱を繰り返す
  • 体重が徐々に減ってきた

訓練の流れ

1嚥下機能評価(アセスメント)

自覚症状がある場合や、口の中を診察した結果、治療の必要性を判断した場合、患者様やご家族に説明した上で、嚥下障害があるかどうかの評価を行います。

2VF検査/VE検査

嚥下機能評価の結果、より精密な検査が必要と判断した場合、VF検査(レントゲン撮影)やVE検査(内視鏡検査)を受けていただきます。

3介入計画の立案

口腔(口の中)機能や咽頭(のど)機能の低下を把握し、患者様一人ひとりに必要な訓練計画を立てます。

4介入の開始

実際の訓練では、SpO2(酸素飽和度)を測定しながら、食べ物の形態や食べるときの姿勢を見直すなど、食べやすくなる食事指導を行います。また、経管栄養中で口から食事を摂っていない患者様のリハビリを行うこともあります。患者様によって、ゴールの設定は異なります。そのため、医師、歯科医師、歯科衛生士、看護師、管理栄養士などの他職種との連携が必要とされます。

5再評価

定期的に状態を確認しながら、訓練計画を見直すか継続するか、または終了するかを検討していきます。